AIO記事
2026.08.28

ChatGPTとGeminiでおすすめ店舗は違う?AI検索に出てきた店舗を独自検証

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ChatGPTとGeminiの店舗検索を比較すると、同じ「新宿でおすすめの○○教えて」という質問でも、選ばれる店舗は大きく異なりました。本記事では両AIの実測結果を比較し、店舗経営者やWeb担当者向けに、共通して重要なAIO対策とAIごとの違いを解説します。

chatGPTとGeminiでおすすめ店舗は違う?

ChatGPTとGeminiにまったく同じ店舗検索をして比較

結論からいうと、今回の調査ではChatGPTとGeminiの推薦結果は大きく異なり、9つの推薦枠で共通した候補は2つだけでした。

第1弾ではChatGPT、第2弾ではGeminiに、次の3つの質問を行いました。

  • 「新宿でおすすめの焼肉教えて」
  • 「新宿でおすすめの居酒屋教えて」
  • 「新宿でおすすめの美容室教えて」

ChatGPT版は2026年8月26日、Gemini版は翌27日に調査しています。

結果を並べると次の通りです。

焼肉
表示順 ChatGPT Gemini
1 焼肉うしごろ 新宿三丁目店 焼肉うしごろ 新宿三丁目店
2 エイジング・ビーフ TOKYO 新宿三丁目店 エイジング・ビーフ TOKYO 新宿三丁目店
3 新宿焼肉芝浦ホルモン USHIHACHI 牛8 新宿歌舞伎町店
居酒屋
表示順 ChatGPT Gemini
1 四文銭 新宿東口店 日本再生酒場 新宿3丁目店
2 酒場つむぎ堂 新宿店 新宿思い出横丁エリア
3 夢酒 新宿本店 UMIバル 新宿店
美容室
表示順 ChatGPT Gemini
1 TOMCAT 新宿 Hair Resort 粋
2 Direct 新宿 ZA/ZA shinjuku
3 Sea by Lond 新宿 Organic Hair Salon Marrows

共通したのは焼肉の「焼肉うしごろ」と「エイジング・ビーフ」の2候補です。

9つの推薦枠を基準にすると一致率は22.2%。焼肉だけなら3候補中2候補が一致しましたが、居酒屋と美容室では今回、共通候補がありませんでした。

なおGeminiでは、居酒屋の候補として特定店舗ではなく「新宿思い出横丁エリア」が表示されています。そのため厳密にはGemini側は8店舗+1エリアです。本記事ではAIが回答内で推薦した9つの「推薦枠」として比較します。

各AIの個別調査記事はこちらです。

同じ質問でもAIによっておすすめ店舗が変わる

今回の結果からまずわかるのは、「Googleで評価されている店なら、どの生成AIでも同じように推薦される」とは限らないことです。

ChatGPT版で紹介された9店舗を調査したところ、第三者サイトへの掲載、数百件規模の口コミ、「新宿+業種+特徴」の明確さ、SNSやUGCなど、Web上に店舗を説明する情報が豊富という共通点がありました。

しかしGeminiで同じ質問をすると、焼肉2候補を除いて異なる結果になりました。

背景の一つとして考えられるのが、各AIが店舗情報を探す仕組みの違いです。

OpenAIは、ChatGPT SearchがWebを検索し、必要に応じて他の検索プロバイダーと連携すると説明しています。また、IPアドレスによる大まかな位置情報や、任意で共有されたデバイス位置情報が地域検索に利用される場合があります。

一方、GoogleはGeminiの場所検索について、Googleマップの公開情報を利用すると公式に説明しています。住所、説明、Webサイト、評価、営業時間などが利用対象です。

だからといって「ChatGPTはWeb、GeminiはGoogleマップだけを見る」と単純化はできません。しかし、同じ自然文検索でも、AIによって候補が変わることは今回の実測から確認できました。

両方に選ばれた2店舗には何があるのか

むしろ注目したいのは、結果が大きく違う中でも焼肉うしごろとエイジング・ビーフが両AIに選ばれ、しかも同じ順番だったことです。

2店舗とも「何の店なのか」を説明しやすい特徴があります。

焼肉うしごろは、新宿三丁目、高級焼肉、黒毛和牛、デート、記念日など、利用シーンまで含めて店舗を説明できます。

エイジング・ビーフも、新宿三丁目、熟成和牛、熟成肉という専門性が明確です。

さらに公式サイトだけでなく、グルメサイト、口コミ、予約サイト、SNSなど複数の情報源から店舗を確認できます。

ここで重要なのは、「有名店だから出た」と結論付けないことです。

今回の比較だけでは選出理由は証明できません。ただし両AIに共通して選ばれた2店舗には、地域・業種・特徴・利用理由を複数のWeb情報から説明できる状態が整っていることは確認できます。

店舗AIOでは、店名を広めるだけではなく、

「どこにあるのか」
「何を提供しているのか」
「何が得意なのか」
「どのような人・場面に向いているのか」

までAIが理解できる情報を整えることが重要だと考えられます。

ChatGPTでは口コミ・第三者サイト・SNSの広がりが目立った

第1弾のChatGPT調査で強く見えたのは、自社サイト以外の情報量です。

ChatGPTで選ばれた9店舗を調査すると、主要な飲食・美容系プラットフォームで数百件規模の口コミが確認できました。

また、業界ポータル、予約サイト、受賞・選出情報、公式SNS、スタッフSNS、利用者によるUGCなど、店舗について説明する外部情報も豊富でした。

ただし「口コミが多ければChatGPTに出る」という意味ではありません。

SNSでも、フォロワー数が多い店から小規模アカウントまで差がありました。投稿頻度にも大きな違いがあります。

それでも共通していたのは、公式サイトだけで情報が完結していないことです。

店舗名+新宿+業種+特徴が、Web上のさまざまな場所で繰り返し確認できる状態になっていました。

OpenAIはChatGPT Searchの上位掲載を保証する方法はないとしながらも、検索結果への掲載対象となるためにはOAI-SearchBotによるクロールを許可することが重要と説明しています。

そのためChatGPT向けAIOでは、自社サイトをAIが取得できる状態にしたうえで、外部情報との整合性まで考える必要があります。

Geminiは「店」だけでなく利用目的やエリアまで理解していた

Gemini版で特徴的だったのは、店舗を単純なランキングではなく、利用シーンに分けて推薦していたことです。

焼肉では「特別な日」「コスパ」「個室」、居酒屋では「サクッと飲みたい」「デートや女子会」「接待や記念日」といった目的別に候補が整理されていました。

さらに「新宿思い出横丁」のように、特定の1店舗ではなくエリアそのものが候補になるケースもありました。

ここから店舗側が学べるのは、業種だけでなく“選ばれる理由”を情報化する重要性です。

たとえば「新宿の居酒屋です」だけでは、どの質問に適した店なのかAIが判断する材料は限られます。

「新宿三丁目で九州料理を楽しめる」
「西新宿で牡蠣と魚介料理を楽しめ、女子会にも利用できる」
「新宿でヘッドスパとリラクゼーションを重視する人向け」

まで情報が整理されていれば、より具体的な検索意図と結びつけられます。

Geminiは場所検索でGoogleマップの公開情報を利用するとGoogleが明示しているため、公式サイトだけでなくGoogleビジネスプロフィール上のカテゴリ、営業時間、評価、Webサイトなども正確に整えておく必要があります。

ChatGPTとGeminiで共通して重要だった5つのAIO対策

AIごとに候補は違いましたが、店舗側が整えるべき土台は大きく変わりません。

共通して整えたい情報 AIOで重要な理由
地域+業種 AIが「どこで何をする店か」を判断しやすい
店舗固有の特徴 おすすめする理由を生成しやすい
Googleビジネスプロフィール 場所・営業時間・評価などの基礎情報になる
第三者サイト・口コミ 店舗自身ではない外部情報から確認できる
SNS・UGC 商品、サービス、人、利用体験について情報が増える

重要なのは、それぞれを別々に運用しないことです。

公式サイトでは「新宿三丁目店」、Googleマップでは「新宿店」、予約サイトでは古い住所、SNSでは営業時間が昔のままでは、AIがどの情報を信頼すべきか判断しにくくなります。

逆に、複数媒体で店舗名・所在地・業種・営業時間・サービス内容・特徴が一致していれば、どのAIがどの情報源を使っても店舗を理解しやすくなります。

このWeb全体の一貫性こそ、ChatGPTとGeminiを横断して取り組めるAIO対策です。

外部情報は「多さ」より最新性と正確性も重要

Gemini版では、情報を増やすだけでは不十分であることを示す事例も確認できました。

Geminiは焼肉候補として「USHIHACHI 牛8 新宿歌舞伎町店」を挙げました。

しかし2026年8月時点で食べログでは、同店について運営状況が確認できないとして掲載保留と表示されています。

さらに2026年8月に運営会社が公開したUSHIHACHI全9店舗の一覧には、新宿歌舞伎町店が含まれていません。

この情報だけで現在の営業状況を断定することはできませんが、少なくともWeb上に過去情報が残っていることは確認できます。

これはAIOにとって重要な示唆です。

サイテーションは多ければよいのではありません。

古い営業時間、旧住所、閉店・移転前のページ、過去のサービスなどが残っていれば、生成AIがそれを参照する可能性があります。

AI検索時代のサイテーション対策では、「広げる」と同時に「正しく更新する」ことが必要です。

ChatGPT対策とGemini対策は分けるべき?

結論として、基本対策を完全に分ける必要はありません。ただし各AIの情報取得経路を意識した追加対策は必要です。

ChatGPTでは、Webサイトを検索対象にするためのクロール環境、第三者サイト、口コミ、SNS、Web上の関連情報を確認します。

Geminiでは、それらに加えてGoogleマップの公開情報との整合性が特に重要です。

つまり、

共通基盤=Web全体の店舗情報を正確・一貫・具体的にする

そのうえで、

ChatGPT=Web検索へのアクセス性や外部情報を確認する
Gemini=GoogleビジネスプロフィールやGoogleマップ情報も重点的に確認する

という順番で考えるのが現実的です。

特定のAIだけに最適化するのではなく、どのAIから見ても「この店は何者なのか」が同じように理解できる状態を目指しましょう。

今回の調査だけでランキング要因は断定できない

今回わかったのは、ChatGPTとGeminiの回答が異なるという事実と、選ばれた候補に見られた傾向です。

調査対象は新宿の焼肉・居酒屋・美容室で、各AIへの質問は1回です。

ChatGPTやGeminiの回答は、調査日時、位置情報、アカウント設定、検索時点のWeb情報などによって変化する可能性があります。

したがって、一致率22.2%も普遍的な数値ではなく、今回の調査条件における実測値です。

今後、同じ質問を複数回行う再現性調査や、新宿以外の地域で比較を続ければ、さらに精度の高いAIOの傾向を検証できます。

AIO対策ならギフテルズへ|ChatGPTとGeminiの両方に伝わる情報設計を

今回の比較で最も重要なのは、ChatGPTとGeminiではおすすめする店舗がかなり違った一方、選ばれるための情報基盤には共通点が見られたことです。

店舗のAIO対策では、自社サイトだけを整えて終わることはできません。

Googleビジネスプロフィール、口コミ、予約サイト、業界ポータル、SNS、スタッフ投稿、UGCなど、Web上のさまざまな場所に店舗情報が存在します。

しかも、掲載先を増やすだけでは不十分です。

情報を最新に保ち、「店舗名」「住所」「電話番号」「営業時間」「業種」「得意分野」「利用シーン」を一貫させる必要があります。

ギフテルズでは、Googleビジネスプロフィール最適化、AIが理解しやすい情報構成の整備、サイテーション対策などを通じて、こうした店舗情報の基盤づくりを支援しています。

一貫性のあるサイテーションを国内110カ所以上、世界150カ所以上で実現し、自社サイトだけではなくWeb全体から店舗情報を整備できることが特徴です。

AIO対策で目指すべきなのは、「ChatGPTだけに選ばれる店」「Geminiだけに選ばれる店」ではありません。

ChatGPT、Gemini、Google検索、Googleマップ、口コミなど、ユーザーがどの入口から店舗を探しても、正しい情報が伝わり、候補として選ばれる状態を作ることです。

AIごとに小手先の対策を繰り返すのではなく、Web全体の情報構造から店舗集客を見直したい場合は、ギフテルズのAIO対策をご活用ください。


FAQ

ChatGPTとGeminiではおすすめ店舗が違うのですか?

今回の新宿調査では、9つの推薦枠のうち共通した候補は2つで、一致率は22.2%でした。ただし回答は日時や位置情報などによって変わる可能性があるため、普遍的な一致率ではありません。

ChatGPTとGeminiではどちらを優先してAIO対策すべきですか?

どちらか一方に限定するより、公式サイト、Googleビジネスプロフィール、外部サイト、口コミ、SNSなどの情報を正確かつ一貫させることを優先するのがおすすめです。

Gemini対策ではGoogleビジネスプロフィールが重要ですか?

重要です。GoogleはGeminiの場所検索でGoogleマップの公開情報を利用すると公式に説明しています。

ChatGPT対策では何を確認すればよいですか?

公式サイトをOAI-SearchBotがクロールできることに加え、Web上で店舗名・地域・特徴について正しい情報が確認できる状態を整えましょう。

SNS投稿を増やせばAIにおすすめされますか?

投稿数だけで決まるとは確認されていません。SNSでは店舗名、エリア、サービス、専門性、スタッフ、利用体験などを具体的に発信し、Web上の店舗情報を補強することが重要です。

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